ストレートネックとは、どんな状態?
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ストレートネックとは、名前の通り、首が真っ直ぐになっている状態です。
首の頸椎(骨)は、本来、前方に向かって緩やかなカーブを描いています。
このカーブが失われた状態が「ストレートネック」といいます。
この頸椎のカーブは、前彎と呼ばれるもので、前彎をクッションのように利用して、重い頭を無理なく受け止めています。
また、前彎があることで、頭が自然と後方にシフトされ、背骨の真上に位置することが出来ています。
ストレートネックとなると、頭を後方にキープ出来なくなり、自動的に頭が斜め前にニュッと突き出るような形になります。
頸椎のクッション機能が低下することになるため、頭の重みが直に頸椎にかかることになります。
これにより、頸椎周辺の筋肉に負担をかけることになり、肩のコリや痛みを起こします。
また、頸椎周辺には、重要な血管や神経が集中しているため、様々なトラブルや不調を起こすことになります。
ストレートネックは、先天的なものではありません!
そもそも、ストレートネックはどうして起こるのでしょうか・・?
赤ちゃんや幼児は、カラダ全体の中で、頭の締める割合が大きいですが、前に倒れることなく、立ったり座ったり出来ています。
ということは、みんな重たい頭をしっかり背骨に載せているということです。
人間の頸椎は、初期設定では、緩やかなカーブを描いているので、ストレートネックは、後天的な原因によって形成されていくと言えます。
姿勢の悪さが、ストレートネックを作ります
長時間のデスクワークや、スマホを扱う姿勢、電車での居眠り・・
気づかないうちに、頭を前に垂らしていませんか?
この「うつむき姿勢」を繰り返すことがストレートネックの原因と言えます。
頭を2・3センチ前に出すだけも、頸椎にかかる重み負担は倍以上になると言われています。
うつむき姿勢を続ければ、その分、頸椎に重みがのしかかるので、頸椎のカーブが失われていくことになります。
うつむき姿勢は、落ちようとする重たい頭を、頸椎が必死に支えているような状態です。
この状態が、習慣的に続けていけば、頸椎に歪んだクセがついてしまうのは当然です。
そんなにうつむき姿勢をしていない・・と思っているかもしれませんが、それは自分で気づいていないだけです。
実は、日本人の約80%の方が、ストレートネックの傾向があると言われているのです。
日常生活で癖になっている「うつむき姿勢」を改善することが、ストレートネックの予防になると言えます。
女性と子供は、ストレートネックになりやすい!
頸椎のカーブがなくなってしまう「ストレートネック」・・女性に多いと言われています。
なぜ、男性よりも女性の方が多いのでしょか?
それは、筋力の弱さと、関節の柔らかさが原因です。
女性は、全体的に関節が柔軟な構造をしているため、骨格的にも良くない姿勢のクセがつきやすいと言えます。
そのため、肩こり・腰痛・膝痛などの関節トラブルを訴えやすい傾向にあります。
頸椎の関節にも、この柔らかさが災いして、カーブの消失とストレート化が進みやすいという訳です。
男性は、女性に比べれば、ストレートネックになりにくいのですが、痛みを我慢する方が多いため、異常を訴えたときには、かなり状態が悪くなっているケースが多いといわれます。
女性はストレートネックになりやすく、男性はストレートネックをこじらせやすいと言えます。
女性と同様に、関節が柔らかいのは、小中学生くらいの成長期の子供です。
この時期の骨や関節は、成長しやすいように、柔らかい状態です。
そのため、この時期に良くない姿勢を多くとっていると、ストレートネックが進んでしまいます。
ゲームやスマホ、試験勉強など、長時間うつむき姿勢をとる子供も多いと思います。
こうした環境から、10代のうちから、ストレートネックを進ませてしまう子供が増えていすのです。
ストレートネックは、人間が退化している?!
私たちの頭は、体重の約10%の重さがあります。
2足歩行をするとき、この重たい頭をどうやって支えるか、どうすれば効率よく動かせるのか・・それは大きな命題だったのかもしれません。
よく、人間が進化していく想像図がありますが、進化するにつれて、背筋が伸びて、頭が後ろの方へシフトされて行くのがわかります。
ストレートネックは、効率よく頭を支えられるフォルムを使いきれていない=退化の傾向の現れかもしれません。
私たちのカラダの機能は、使っていないと衰えてしまいます。
日頃から楽な姿勢ばかりをしていることで、重たい頭をしっかりと支える機能が衰え始めているのかもしれません。
頸椎は、背骨の首の部分です。背骨は、カラダに掛かる負担を分散させるため、S字カーブを描いています。
頸椎のカーブが崩れれば、カラダを支える背骨のカーブにも歪みが生じることになります。
となると、カラダ全体のバランスが崩れることになり、各機能・各器官の働きにも影響します。
結果、様々な不調を引き起こすことになっていまいます。
その腰痛、ストレートネックが原因かもしれません!
背骨の頸椎(首の骨)は、緩やかにカーブを描いています。このカーブがなくなってしまった状態を「ストレートネック」といいます。
私たちの上体は、背骨がS字カーブを描くことで、カラダに掛かる負担をうまく分散しています。
そして、その上体を支える土台となるのが、骨盤です。
背骨という柱と、骨盤のという土台が連携しながら動いていることで、上半身を支えながらスムーズに動くことが出来ています。
頸椎に歪みがあれば、背骨全体に歪みを起こし、土台となる骨盤にも歪みを起こすことになります。
骨盤の歪みは、腰椎から続く仙骨と、その左右にある腸骨をつなぐ「仙腸関節」にズレが生じることで起こります。
仙腸関節は、前後左右に数ミリほど動くのですが、この僅かな可動域がクッションの役割を果たし、カラダの重みや衝撃を、上手く逃がしていると言われています。
骨盤に歪みが生じれば、仙腸関節のクッション機能が上手く働かなくなります。
となれば、上半身の重みや負担、衝撃がまともに腰椎にかかってしまうのです。
ストレートネックを放っておけば、カラダ全体の歪みとなり、腰痛の原因ともなっていきます。
ストレートネックを改善するには・・
私たちの脊椎(背骨)は24個の椎は積み重なって出来ています。
そのうちの7個が、首の部分となり、頸椎といいます。頸椎は、元々、前方向に向かって30~40度のカーブ(前彎)をしています。
この生理的前彎角度が、30度以下となった頸椎の状態を、「ストレートネック」といいます。
ストレートネックは、先天的なものではありません。
ストレートネックを進ませる最大の原因は、頭を前方につき出した「うつむき姿勢」と言われています。
そのため、スマホやパソコンなどの普及により、ストレートネックとなる方が、急増しています。
ストレートネックを放っておくと、カラダ全体のバランスが崩れ、肩こり・頭痛・腰痛・自律神経の乱れ・痺れなど、様々な不調を引き起こしていくことになります。
ストレートネックを改善するには、どうしたらいいのでしょうか・・?
日常生活での良くない姿勢により、頸椎関節に悪い癖をつけてしまったことが、ストレートネックの原因です。
ならば、姿勢を正しくして、頸椎に正しい癖を覚えさせればいいのです。
正しい姿勢をすることで、頸椎が正しいバランスで頭を支えるようになるため、正常なカーブを取り戻せることになります。
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