更年期障害は、どうして起こるの?
目次
更年期とは、性的成熟状態から卵巣の機能が停止するまでの間とされ、月経周期が乱れ始めてから閉経するまでの時期をいいます。
卵巣機能の衰えによって、女性ホルモンの分泌が減少することで、ホルモンバランスが乱れ、頭痛・めまい・肩こり・ほてり・発汗・イライラ感など、様々な症状が現れることになります。
閉経する年齢は、人によって異なりますが、40代前半から50代後半の時期に更年期障害を起こすとされています。
症状は、月経不順のとなる前から、閉経して2~3年まで感じることが多いと言われています。
「更年期障害」とは、更年期によるホルモン分泌の低下が、心身ともに様々な症状を引き起こす疾患です。
そのため、一般的には閉経が起こる時期に「更年期障害」を起こすと言われていますが、ホルモン分泌の減少が症状の原因なので、若い方でもホルモン分泌に問題が生じれば、更年期症状が現れる「若年性更年期障害」となります。
また、ホルモン分泌の減少は女性に限ったものではありません。
男性でも、加齢による男性ホルモンの分泌量の減少や、ストレスや生活習慣などによるホルモンバランスの乱れに伴い、「更年期障害」を起こすことがあります。
女性特有ではない!?男性でも、更年期障害を起こします!
更年期障害と聞くと、女性特有の疾患と思う方が多いと思います。
しかし、更年期障害は、男性にも起こるのです。
そして、男性の更年期障害を正しく理解している方は、とても少ないと思います。
では、男性の更年期障害は、どんな症状が現れるのでしょうか・・?
更年期障害の根本的な原因は、ホルモン分泌量の低下とされます。
加齢に伴い、男性ホルモンの低下や、ストレスによってホルモンバランスが崩れること、更年期障害を起こすことになります。
ただ、男性の場合は、女性の閉経のような、ホルモン分泌の劇的な変化がなく、個人差も大きいため、認知度が低く、理解されにくい疾患と言えます。
症状としては、性機能の低下・頭痛・めまい・のぼせ・顔のほてり・発汗・疲労感などがあります。
精神的にも不安定な状態となり、イライラ感・無気力・うつ傾向などの症状も現れます。
また、自律神経失調症となると、様々な症状を引き起こすことになります。
男性の更年期障害は、精神面に変化が現れることが多いため、うつ状態になりやすいと言われています。
更年期とされる時期に、心身のトラブルが長く続くようであれば、早めに病院で診察を受けるようにしましょう。
更年期障害は、30代の男性でも起こる可能性があります!!
更年期とは、性成熟期から老年期に移行する時期で、一般的には45歳~55歳くらいまでの間とされます。
加齢に伴う性ホルモン分泌の減少により、ホルモンバランスが乱れることで、自律神経にも乱れを起こして、様々な症状を引き起こすことを「更年期障害」といいます。
女性の場合、閉経というサインによって、ホルモン分泌の減少を自覚することが出来ますが、男性にはこれといった区切りがないので、症状が現れても「更年期障害」と考える方は少ないです。
女性特有の疾患と思っている方が多いと思いますが、男性も加齢に伴い、ホルモン分泌が減少するため、更年期障害を起こすことがあります。
また、女性も男性も、ホルモン減少は30代から始まっています。
そのため、食生活やストレスによってホルモンバランスが乱れれば、30代でも更年期障害を起こすことになります。
産後に無理をすると、更年期障害になりやすい?!
「産後に無理をすると、後が大変になる・・」なんてことを耳にしたことがあるかと思います。
何が大変なのかというと、「更年期障害」になりやすいということです。
しかし、医学的な根拠がある訳ではありません。
更年期障害とは、加齢によって、性ホルモンの分泌が低下することで、カラダに様々な症状を起こすとされます。
女性の場合、子宮の機能が衰え始めて、完全に停止するまでの間を更年期とされ、閉経の5年前後(45~55歳くらい)に更年期障害になると言われています。
例えば、出産が30歳だとして、更年期までには約15年もあるので、関係性は考えにくいと思います。
しかし、更年期障害は、子宮の機能低下によるホルモンバランスの乱れが原因となるため、子宮の機能が正常でなければ、閉経に関係なく、更年期の症状が現れるのではないでしょうか・・?
子宮の働きに関係しているのは、骨盤です。
産後、出産で最大開にいた骨盤は、元の形に戻っていきます。
産後に無理をすれば、骨盤が正常に戻ることが出来ずに、骨盤の歪みを起こすことになります。
子宮は骨盤の中に収まっていますので、骨盤に歪みがあれば、子宮の働きにも影響を及ぼす事になります。
子宮の働きが悪くなれば、当然、ホルモン分泌も減少することになり、更年期の症状を起こすことになります。
となれば、「産後に無理をすると、更年期障害になりやすい」というのも、否定できないと言えます。
更年期までの期間が長いから大丈夫!!と言いたいですが、若年性更年期障害になる可能性も否定出来ません。
産後のカラダはデリケートです。
無理をすれば、カラダに負担がかかるので、後々、何が起こるかわかりません。
産後1ヶ月くらいは、しっかりと休養しましょう。
ホットフラッシュは、カラダを温めると改善できる!?
更年期障害の代表的な症状として、周囲の環境と関係なく、顔のほてりやのぼせ、発汗なの症状を「ホットフラッシュ」といいます。
更年期障害とは、一般的に、性成熟期から老年期に移行する時期(更年期)に、卵巣の機能低下に伴う女性ホルモンの分泌低下によって、頭痛・めまい・倦怠感など、カラダに様々な不調を引き起こす疾患です。
女性ホルモンの減少は、ホルモンバランスに大きな変化を起こすことになり、これにより自律神経の乱れを起こします。
更年期障害の様々な不調は、自律神経の乱れが原因と言えます。自律神経は、活動時に働く交感神経と、安静時に働く副交感神経があります。
交換神経の働きが過剰になると、カラダは興奮状態となります。
「ホットフラッシュ」は交感神経の働きが過剰になっている=副交感神経の働きが悪いことが原因と言えます。
副交感神経の働きをよくすれば、「ホットフラッシュ」を軽減できるという訳です。
副交感神経は、血管を拡張して血行を促進する働きがあります。
そのため、カラダを温めて血行を促進することで、カラダがリラックス状態になり、副交感神経の働きを助けることになるのです。
カラダを温めることは、自律神経を整えることに繋がると言えます。
更年期障害は、予防できる?
更年期障害は、更年期(性成熟期から性機能が停止するまでの間)に起こる、ホルモンバランスの変化によって、自律神経の乱れを起こし、カラダに様々な不調が現れる疾患です。
自律神経には、活動時や昼間に活発になる「交感神経」と安静時や夜に活発になる「副交感神経」の2つがあり、通常は、これらが必要に応じてバランスよく働いています。
このバランスが崩れると、カラダの各器官の働きを調節することが出来なくなり、心身の不調となります。
自律神経の乱れは、更年期と関係なく、ストレスや生活習慣によっても起こります。
そのため、日頃から、食事や運動などによって、自律神経の働きを整えておくことが、更年期障害の予防になると言えます。
また、自律神経の乱れは、交感神経が過剰に働いている状態のため、カラダが興奮状態になっていると言えます。
交感神経が過剰に働いているということは、副交感神経の働きが悪いということです。
となれば、副交感神経の働きをよくすれば、症状の改善に繋がるという訳です。
血行をよくして、カラダをリラックスすることで、副交感神経の働きを助けることが出来、その結果、更年期障害を予防することができます。
コロナ自粛応援キャンペーン♪